アイリス(Iris)・F値とは

アイリス(Iris)・F値とは

カメラのレンズには、入ってくる光を任意の量にするため「絞り」という部分が用意されています。
この絞りとは、人間の目で「瞳孔」と呼ばれる部分と同じ、光の量が多い(明るい)場合には眩しくないように小さくなり必要以上の光をカットするようにして、光の量が少ない(暗い)場合には暗がりを確認できるように大きく開いて光を多く取り入れようとします。
この行為と同様の事をレンズが行うのを「アイリス(Iris)」と呼びます。(Irisの和訳は「虹彩」で、その中心部分が瞳孔です)

また、このアイリス = 絞りの大きさを数値化したものを「F値」と呼びます。表記は「F1.4」などと書かれますが、このFの後ろの数字が大きくなればなるほど、絞りは小さくなり、取り込める光の量も減ります。

F値は主に1.0~3.0あたりが使われますが、屋外で強い太陽光に当たる場所を映す場合には、これだと光が入りすぎて白飛び(明るすぎて画面が白くつぶれてしまう)となることがあります。
そこで、この絞りをさらに小さくする(F8.0など)にする機能を持ったレンズがあり、その中でもカメラと連動して自動で絞りを調整する機能を有するものを「オートアイリス」と呼びます。

DC IRIS端子1 DC IRIS端子2
カメラのオートアイリスプラグの例

 

オートアイリス機能に対応するレンズとカメラは、上の写真のように、レンズに用意されているケーブルをカメラのプラグに差し込んで機能させます。オート アイリス対応レンズでは、こちらを正しく装着しなければ絞りが開かず使用できませんので、オートアイリス対応レンズを使用する場合は必ずオートアイリスに 対応したカメラをご用意ください。

オートアイリス機能は、時間によって明るさが変化する場所を鮮明に撮影するのに必須の機能と言えますので、そのような場所を監視する用途では選択条件の ひとつとして盛り込むことをお勧めします。比較的安価な、レンズが一体となって販売されているカメラは、絞りが固定である物が多いため、日中の屋外監視用 途には向かない場合があるため注意が必要です。
逆に、屋内や夜間の監視のみ行う場合には、この機能が必要でない場合が多くなります。その代わり、IR(赤外線投射)機能やデイ&ナイト対応、ダイナミックレンジ拡大機能などが必要となる場合がありますので、用途に合わせてご選択ください。