IR(暗視・赤外線)カメラとは

IR(暗視・赤外線)カメラとは

監視カメラ(に使われているセンサー)は人間の目よりも、暗いところを視る能力が低いのですが、暗い場所こそ監視を行いたいとの要望は多く、それを実現 するための方式として一般的に導入されているのがIR(Infrared = 赤外線)を光源として照射し、明るさを補う方式です。
監視で一般的な照明ではなく赤外線ライトを使うことは、2つの大きなメリットがあります。

1. 人間の目には見えないため、照明で照らしていると悟られない。
2. 可視光と比べ同じ強さでも遠くまで届くため、小さな電力で広範囲を照らすことが出来る。

まず、可視光(人間の目に見える光)でないことは、監視対象である人物に監視カメラの存在を悟られ、そこを避けるように行動するのを防ぐことになります。

IRオフ IRオン
実際にはわずかに赤く色づきますが、ほとんど光って見えません 【左:オフ 右:オン】

 

上の写真のカメラは、30mほどの距離を投射する赤外線ライトを搭載しており、カメラにはその範囲が明るく映っているのですが、人間の目にはその一帯が ライトアップされているとは感じられませんので、事前にその場所にIRカメラの存在を知っているのでなければ、まんまとカメラに映ってしまうことでしょ う。
なお、IR投射が始まると、赤外線ライトでも鮮明に映すことが出来るように、一般にはモノクロの映像(デイナイト機能)となります。

暗視カメラのカテゴリには、このIR付カメラの他に、ワイドダイナミックレンジ(WDR)機能や電子増感など、電子的に対応するものもあります。これら は、IR方式に比べ距離の制限は実質的にありませんが、ノイズが乗りやすく映像が荒れるので、近距離における顔認識など映像の鮮明さを必要とする場合に は、IR方式のカメラの利用をお勧めいたします。